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産後ケアとは?

Mammy Camp産後ケアとは?

女性として一生の中で一番といっていいほど出産は大仕事。
新しい命を授かることで心と体の状態が大きく変化します。 精神的に不安定になりがちな女性の心身のケア、子育て指導を支える産後ケアが必要です。
吉田 穂波先生 産婦人科医・医学博士であり、5児の母親である吉田 穂波先生は、 「母親の心に余裕がないと、そこから愛情や手間をかけようという気持ちは出てこない」 とおっしゃいます。そんな吉田先生がMammy Campのために「産後ケア」についてお話しをしてくださいました。
産後ケアとは

産後ケアとは

出産後は母体の出血、感染、鬱などの発症率が高く、産後の身体の回復には平均して6週間かかることが分かっています。

この期間は妊娠中に胎盤から分泌されていたホルモンが急激に減少することにより心理状態の変化が最も大きく、育児に不安を持つのもこの時期が一番多いのです。 日本では、胎児中心、異常中心にチェックする視点の中で妊婦健診が進められます。 そのため日本は世界で一二を争うほど安全なお産環境が整うことになりました。 しかし、母親にとっては「すべてはおなかの赤ちゃんが健康に育つために」という自己犠牲の精神を周囲から強いられている部分もあったようです。 一方、特にヨーロッパでは、胎児よりも母親中心、異常よりも健康な日常生活を中心とした視点で妊娠経過をケアする傾向があります。 その分、母親自身がいたわられる気持になります。 また、欧米の多くの国では助産師さんが主体となった妊娠・産後ケアをしており、妊娠中から産後ケアまで一貫して助産師さんにサポートしてもらうことが多く、医療よりも幅広いケアを受けられるという点が特徴的です。
産後の体と環境の変化

産後の体と環境の変化

出産後は出血やホルモンの変化など、身体への大きな変化が起こります。

出産すると同時に、妊娠中には1000倍以上にも増えた胎盤からの女性ホルモンがガクッと減少します。 その代わり、子宮を収縮させるオキシトシンや授乳を促すプロラクチンなどといった新しいホルモンが体内を駆け巡り、精神面にも大きな変化が起こります。 手術を受けた後なら傷などのダメージで回復に時間がかかるということは理解されていますが、産後は、本来であれば傷や出血など身体が回復するまで相応のケアが必要なはずなのに、笑顔で元気に過ごすことを求められるような気持ちになります。 また、新生児との生活リズムは予定が明確に立てられないため、先の見通しがつかず、目標を立てて、それを計画的に達成していくというそれまでの思考回路からは耐え難い感覚かもしれません。 そのうえ朝から晩まで授乳に振り回され、赤ちゃんが泣くと何をしていても中断してそちらにかかりきり。 予測がつかない事態への対処の繰り返しで、気持ちのアップダウンが激しくなります。 イライラが募るのも無理はありません。 最近では少子化が進み身近に子育ての相談ができるような相手がいなかったりすると、ネットでの検索だけで心もとない気持ちになったり、一人で抱え込んだりということにもなりかねません。

産後ケアの必要性

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産後すぐの時期には多くの方が精神的に不安定な状況を経験されています。

Q.出産後、落ち込んだり精神的に安定だったことはありますか?

グラフ

一人目後に「YES」と答えた方が半数を超えております。また注目すべきは2人目以降、毎回でも「YES」となった方を含めますと75%の方が不安になったと答えています。産後ケアが果たす役目の重要さを改めて感じます。

Q.不安定な時期は産後どれぐらいの時期になりましたか?

グラフ

産後6ヶ月以内に精神的に不安定になったと答えた方が87%と大半を占める結果となりました。なかでも生後31日以内は半数以上の方が不安定だったと答えており、心身のケア、子育て指導を支える産後ケアの必要性を感じます。

2010年12月アンケートインターネットリサーチより

妊娠中のゴールは産むことですが、産後にこれほど大変な日々が始まることは誰も想像していません。

そこでお母さんたちを支えてあげられたら、どんなにお母さんは子どもへの力が増えることか。
母親の心に余裕がないと、愛情深く忍耐強い育児は出来ません。
このように、産後ケアとは、心身両面でいたわらなくてはいけない産後の時期に、負担の大きい産褥婦が家事や育児の援助、休養・栄養管理など産後の回復に必要な日常生活のケアを受けるものであり、母親が十分休養し自信を持って育児をスタートできるようサポートすることが目的です。

先生からの
メッセージmessage

私自身、自分が五回の産後を経験したことで、産後に母親がいたわられることの必要性を痛感してきました。
産後の時期に、母子を腫れ物に触るように扱わなければいけないというわけではなく、この育児のスタートアップ期に適切な愛情とケアを受ければ、母子の愛着形成が築かれ、母親自身が愛情深く強い存在になるということを周りが認識して、産後の時期をもっと丁寧に扱う、という前提が必要だと思います。

そのための適切なサポート体制を作ることは次世代の誕生を受け入れ祝福することに繋がります。
新しい命を迎え入れた家族のメンバーだけでなく、周囲のみんなと、子どもの良さ、家族の良さを分かち合える産後ケア環境が広まればと願っています。

国立保健医療科学院 産婦人科医 吉田穂波

吉田穂波先生 プロフィール

国立保健医療科学院 主任研究官/産婦人科医/医学博士/公衆衛生修士。
1998年三重大学医学部卒業後、聖路加国際病院産婦人科で研修医時代を過ごす。
2004年名古屋大学大学院にて博士号取得。
ドイツ、英国、日本での医療機関勤務などを経て、2008年ハーバード公衆衛生大学院入学。
2010年に大学院修了後、同大学院のリサーチ・フェローとなり、少子化研究に従事。
帰国後、東日本大震災では産婦人科医として妊産婦と乳幼児のケアを支援する活動に従事した。
2012年4月より現職で公共政策のなかで母子を守る仕事に就いている。

Mammy Camp マミーキャンプ

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