産後間もないころは、赤ちゃんのおっぱいの飲み方、赤ちゃんの抱き方などが原因で乳首が切れたり、母乳をつくる乳腺に炎症が起きる乳腺炎などによって、ヒリヒリ、チクチクとした痛みを感じる方は少なくありません。とくに一人目の出産では初めての授乳がうまくいかず、トラブルが起こりやすいものです。
いつまで乳首の痛みが続くのか不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、お胸の痛みは、必ず良くなりますし、痛みを軽くする方法もたくさんあります。
そんな産後のトラブルを軽減できるケア方法をご紹介します。
どうして乳頭の痛みは起こるのでしょうか?
乳頭(乳首)の先や根元の部分が裂けたような傷ができることを「乳頭亀裂」と言います。
乳頭や乳輪部の皮膚はデリケートなため、刺激によって乳頭が切れて赤くなったり、ひび割れなどを起こしてしまうことがあります。授乳を始めたばかりの時期や、赤ちゃんの歯が生える時期に多くみられます。
乳頭の痛みの原因
- 赤ちゃんの口が大きく開いていないまま吸っているため、乳頭がこすれている
- 赤ちゃんが母乳を飲んでいるときに赤ちゃんを乳房から離している
- 乳頭が硬い状態や乳口が開いていない状態で授乳すると、乳頭へ負担がかかる
- 母乳パットや下着の刺激により乳首がこすれている
乳頭のトラブルを悪化させないために
乳頭のトラブルは予防と早めにケアすることで悪化を防ぐことができます。
もしものために、すでに痛い!と感じる方もぜひ知っておきましょう。
1. 適切な吸いつき方と授乳姿勢で、トラブルが大きくならないように予防する
乳頭の傷の悪化を防ぐために、授乳時は乳輪が隠れるくらいまで大きな口で赤ちゃんに加えてもらいます。
授乳中は赤ちゃんを支えている手の位置がずれないように、タオルやクッションを利用して、赤ちゃんが集中して飲めるように工夫してみましょう。
また亀裂が少ないおっぱいのほうから先に授乳するのもおすすめです。ミルクを飲ませて乳首を休ませるのも一時的な対処です。
2. 安全なオイルやお薬で傷を早めに治す
乳頭に傷ができたとき、傷口がうるおった状態を保つ湿潤療法が、乳首の傷にも効果的です。皮膚を保湿するだけでなく、栄養を与える働きがあり、赤ちゃんがなめても安心なものを選びましょう。
※お薬を使用する場合は、直接の授乳を中断し、搾乳などで対応しましょう。
Mammy Camp おすすめアイテム
産後の肌のダメージはできるだけ薬に頼らず、きれいにしたいもの。リペアオイルは、ダメージを受けたお肌を保護し、回復を早める美容オイル。炎症を鎮め、傷ついたお肌の修復をサポートします。植物の力を凝縮したオイルは、肌の保湿、保護、修復の作用で、やさしく、しっかり働きかけてくれます。
授乳による乳頭の傷、会陰切開や裂傷・帝王切開の傷跡、赤ちゃんの引っかき傷などにも使える万能オイルです。
- 自然由来100%の洗顔料
- 塗るだけで肌の炎症を沈め、修復をサポート
- もし赤ちゃんが舐めてしまっても安心なふき取り不要タイプ
- 真正ラベンダー&カモミールのやさしい香り
- 医療法人監修のMade in JAPANコスメ
乳頭ケアとしてのママズケア ウィズ ベビー リペアオイルの使い方
使用量の目安:
リペアオイル1~2滴分
使い方:
- 授乳後、適量を手にとり、気になる部分になじませてください。
- 浸透が良いオイルなので時間とともに肌になじみますが、気になる場合はやさしくふき取ってください。
デリケートな部分にも安心して使用できるオイルで、無理なくケアしましょう。
こんな方におすすめ
- ひっかき傷、やけどのあとに
- 授乳時の乳頭のダメージ保護に
- 会陰切開や会陰裂傷、帝王切開の傷あとに
- 完治した赤みをともなう傷あとに
- できるだけ薬を使わずケアしたいときに
産後にお胸が痛い、乳腺炎が起きたら…
炎症の種類
乳腺炎には、発症の要因によって主に2つの種類に分かれます。
急性うっ滞性乳腺炎
乳管の詰まりによって、母乳が乳房内にたまることで発症するのが乳腺炎です。局所的な乳房の腫れや痛み、熱感間が引き起こされます。
急性化膿性乳腺炎
乳頭や乳輪の傷口などから細菌が入り込み、乳管や乳腺組織内に感染することで炎症が起こった状態です。乳房の腫れや痛みの他、悪寒やふるえをともなう高熱が出ることもあります。
母乳育児を無理なく続けるための方法
母乳育児にはたくさんのメリットがあることがわかっていても、トラブルに直面したら、つらいものはつらい!というのが本音。そこで、ここでは、よくある母乳育児トラブルが起きたときの解消法をご紹介します。
1. 赤ちゃんにたくさん吸ってもらう
- 授乳間隔通りにしっかり授乳をしましょう。
- しこりができてしまった部分は、軽くしこりの部分のみを押しながら授乳をしましょう。強い刺激は乳腺を傷つけてしまったり、しこりがない部分を押すことでその刺激により益々分泌が増えてしまうことがあります。
2. 十分な休息と水分補給、栄養摂取
- 授乳中は水分摂取を十分にすることも大切。授乳のたびにコップ一杯の水や麦茶など、ノンカフェインのものを飲みましょう
- 脂肪分が多い食事に偏らないよう注意しましょう。過剰に制限する必要はありません。バランスのよい食事を心がけましょう
- 授乳は授乳間隔通りにしっかり行いつつも、体はしっかり休めましょう
3. 炎症の悪化を防ぐために
“適度”に冷やす
- 急激な冷却は、母乳の出に影響することがあるためNG
- 心地よいと感じる程度の冷たさで冷やす
- 症状がひどくなる場合は産婦人科か乳腺外科を受診しましょう
Mammy Camp おすすめアイテム
授乳中の胸の痛みを和らげる方法として、古くからヨーロッパの民間療法として伝わる“キャベツ湿布”。キャベツの葉を胸に当てることで、熱をゆるやかに取り、乳腺炎の症状である痛みや腫れを和らげるものとして使用されています。
リリーブクリームは、このキャベツ葉エキスをたっぷり配合。さらにカンゾウ根エキスが炎症を鎮め、授乳中に起こりやすいお胸のトラブルをサポート。出産後は、授乳や赤ちゃんとの新しい生活で何かと忙しいもの。トラブルの前に用意しておくことをおすすめします。
- 自然由来100%の洗浄料
- 塗るだけで肌の炎症を沈め、修復をサポート
- もし赤ちゃんが舐めてしまっても安心なふき取り不要タイプ
- 真正ラベンダー&カモミールのやさしい香り
- 医療法人監修のMade in JAPANコスメ
ママズケア リリーブクリームを使った乳頭ケアの方法
使用時期:
授乳期間中、お胸のハリ、違和感があれば早めにご使用いただくことをおすすめします。
使い方:
- 適量を手にとり、気になる部分になじませてください。
- 浸透が良いオイルなので時間とともに肌になじみますが、気になる場合はやさしくふき取ってください。
- 冷蔵庫で冷やしたクリームを適量を手に取り、乳頭以外のお胸全体にやさしくなじませます。
- 授乳後毎回ご使用いただくことで、より早くハリ、違和感を和らげます。
<ご注意>
- 急激な冷却は、母乳の分泌に影響がでることがあるため、ゆるやかに熱を取ることをおすすめします。保冷剤等を使用して急激に冷やすことは控えましょう。
- 化粧品は急激な温度変化に弱いため、一度冷蔵庫で冷やしたクリームは、使用後も冷蔵庫で保管するようにしてください。
こんな方におすすめ
- 産後直後の乳房のハリや痛み、違和感を感じた時に
- 授乳育児中の乳腺炎の予防に
- 乳腺炎になったことがあり、繰り返したくない方に
- 卒乳時の胸のハリや痛みに
- 日焼けなどの炎症した肌の鎮静にも